MMDのモデルを画面に表示させよう
MMDで作成されたモデルやモーションデータをノベルゲームの中で簡単に使うことができます。
MMDとは
MMDは、「MikuMikuDance(みくみくだんす)」の略称で無償公開しているフリーの3DCGムービー製作ツールです。
初心者でも簡単に、本格的な3Dアニメを作成することができます
ニコニコ動画などで、MMDを利用した動画が多数発表されていたり
3Dモデルやモーションデータなどの配布も広く行われています
ジョーカースクリプトでは、簡単にMMDの3Dモデルをゲームに登場させる事が可能です。
必要なツールをダウンロードしよう
まずはMMD4Mecanimというツールをダウンロードしてください。
MMD4Mecanim
http://stereoarts.jp/
ダウンロードリンクは若干分かりにくいかもしれませんが、
MMD4Mecanim_Beta_20141020.zip のようにバージョン名でzipへのリンクがあります
ダウンロードして解凍してください。
解凍したフォルダの中にある「MMD4Mecanim.unitypackage」をダブルクリックして
ジョーカのプロジェクトに追加してください。
ノベルゲームに登場させるMMDデータを取得する
ゲームに登場させたいMMDデータを取得します。
今回はニコニコ動画などに人気の高いLat式ミクさんを使いたいと思います。
以下のURLに移動して、ダウンロードして下さい
Lat式ミク
https://bowlroll.net/file/30199
続いてキャラクターのモーションデータもダウンロードしておきます
立ちモーションの「stand」というデータをこちらからダウンロードしておいてください
早速、これらのデータを取り込みますが事前に以下の操作を必ず実行してください
メニューの[Edit]-[Porject Settings]-[Editor]と選択し、「Default Behavior Mode」を「3D」に変更します。
これらの2つのファイルをMMD4Mecanim フォルダにドラッグ&ドロップで追加してください。
追加が完了したら先ほど設定した3Dを2Dに戻してください
Lat式ミクのフォルダの中に「Lat式ミクVer2.31_Normal.MMD4Mecanim」
というデータがあるので
選択してください。
インスペクターをみて、規約に同意します。
次に、VMD欄に最初に追加しておいた standを追加します
検索ウィンドウに「stand」と検索すると表示されるかと思います
これは、モーションデータ(キャラに動きを与える)際に使用します
最後に「process」をクリックすると、データ生成が始まります
コンソールにエラーメッセージが出ていなければ成功です。
同一階層に fbx ファイルができているのを確認して下さい。
Lat式ミクVer2.31_Normal.fbxというファイルが追加されています。
このファイル名をmikuという名前に変更してください
そして、このファイルをヒエラルキーエリアにドラッグ&ドロップします
続いて、先ほど追加したファイルを今度は novel/data/sd/fbx フォルダにドラッグ&ドロップします
ドラッグ&ドロップしたら、ヒエラルキーのmikuファイルは削除してください
ここまで来ると、あとは3D表示用のスクリプトを記述するだけです
シナリオに以下のコードを追加してください
; -- キャラクター定義 --
[sd_new name=miku storage=miku x=5.37 y=-5.23 z=-4]
;3Dモデルを表示
[sd_show name=miku]
保存して実行します。sd_showの部分で、3Dモデルが表示されていれば成功です
次は、好きなタイミングでキャラクターにポーズを取らせるといった、アニメーションの設定を見て行きましょう。
次:MMDモデルをアニメーションさせる